
黒井山棋聖。白一力九段。日本棋院YouTubeチャンネル解説村川九段孫七段より一部引用。実戦進行。黒1の地点が好点になる、というのはAI定石の知識。白2は反発した感じか。その場合は、黒3以下が黒1に詰めた時からの狙い。

実戦進行は黒も厚くなるので、それを嫌えば白2も考えられるところ。黒3、白4となった形について、村川九段「若い時の井山さんにこういう形は白がつらいと教えてもらった」

本図と比べると、前図の方が白が「つらい」とのことですが…言われてみるとそうかな~と言う感じで、自分は正直分かりません(^^;)高く詰めるのがいい、というAIにより分かっている知識があるので、第一感は高いツメですが、本図と前図がどっちが果たしていいのか、と改めて聞かれると、見れば見るほど分からなくなってくる気がします。

村川九段「前々図は白がつらいので、こういう時は本図のようにカケたい、と若いころの井山さんに教えてもらった。ただ、そういうことを思い出して絶芸を見たらトビが第一候補で、何が正しいのやら…」自分には善悪は分からないですし、自分の対局だともっと大きいところで損をしているので上達には関係しないかもしれませんが、プロ独特の繊細な感覚を知れるのはおもしろいと感じます。
対局に使っている碁盤と碁石は合計で1,000万円近くするそうです。白石が1個当たりの値段にすると2万円とか。黒は白に比べるとそうでもないらしく、白番の方が気を遣うのでは?とのこと。